<第3回>「営業倉庫とは?②」

  • <第3回>「営業倉庫とは?②」
  • <第3回>「営業倉庫とは?②」
10月に入り朝晩は冷え込むようになってまいりました。
朝晩の冷え込みで「秋になったな。」と感じる方も多いのではないでしょうか?
もちろん気温や、木々の色づきなどで季節を感じることができますが、
倉庫を見ていても「秋らしくなってきたな。」と感じることがあります。
9月に入ると夏物の衣料品が倉庫に帰ってきます。それと同時に秋物衣料が出庫されていきます。
9~10月は「夏から秋」、「秋から冬」に向けて急激に保管品のラインナップが変わっていきます。
倉庫会社には、お客様、商品ごとに保管台帳というもの(銀行通帳のようなもの)があり、
お客様の品番や品名・品目・カラー・サイズなどの情報が記載されています。
9月も半ばを過ぎると急激に品番数が増えて、品名の欄に重衣料品の名前が見られるようになり、
色柄も、ブラウン・グレー系の物が増えてきます。
こんなことからも倉庫屋として季節を感じることができます。
それでは、前置きが長くなりましたが、
前回に引き続き、「営業倉庫とは?」を解説していきたいと思います。
前回、「営業倉庫とは?」として、営業倉庫の概要と「冷蔵倉庫」・「水面倉庫」について
解説をしてまいりました。
今回は「営業倉庫(倉庫業)」の代名詞、「普通倉庫」について解説させてもらおうと思います。
普通倉庫とは、営業倉庫といわれるものの大半を占めていて、
普通倉庫=倉庫業と言っても過言ではないほどのものなのです。
ちなみに普通倉庫は、
「一類倉庫・二類倉庫・三類倉庫」に分類されています。
この分類は倉庫の設備の基準と取り扱える品目に関係しており、倉庫業法により
各倉庫の設備基準が定められています。
倉庫の建物が、この基準を満たしていなければ営業倉庫として営業することはできません。

一類倉庫から三類倉庫の分類は数が小さいほど
設備基準が厳しくなる代わりに取り扱える品目が多いということになります。
取り扱える品目が多ければ倉庫業としても運営しやすいですし、
荷主様にとってもいろいろなものを預けることができるだけでなく
より設備の整った倉庫に「安心して商品を預けられる。」ということになります。

当社は営業倉庫として普通倉庫の一類倉庫から三類倉庫の中で最も取り扱える品目が多い
一類倉庫を保有し都内近郊7カ所で倉庫を運営しています。

最近の倉庫会社は、「倉庫=保管」から「倉庫=物流システム」と変化し、
昔ながらの保管を行う倉庫よりも、お客様の商品に付加価値をつける作業
(例えばギフトラッピングを行うなど)を行ったり、複数の商品(未成品)を倉庫に集約したうえで
完成品へと組み立てるなど、皆様のお手元へ付加価値の高い商品をお届けする業種へと変化してきています。
そのため、各倉庫会社さんの倉庫の名前も「~倉庫」から「物流センター」というように変わってきています。
当社の事業紹介をご覧いただき、そんな倉庫会社の一端でもご覧頂けたらと思います。

<あとがき>
佐志田Diary「第3回」最後までお付き合いいただきありがとうございました。
一日の気温差が激しく、体が追い付かなくなってきている高羽です。
先日、倉庫で入庫作業の手伝いをしました。
(自分では手伝ったつもりです。現場の足を引っ張ったかも・・・。)
ところが、翌日から風邪をひきました。(>_<)
涼しくなっていますから、作業をして汗をかいたらすぐに着替えないとダメですね。
皆さんも、体調を崩さないようにご注意くださいませ。